心の不調が眠りを妨げる理由〜脳が休まらないメカニズム〜

こんにちは。

昨日は、不眠の3つのタイプについてお伝えしました。 ご自身のタイプは見つかりましたか?

今日は、不眠と「心の状態」の深い関係についてお話ししていきます。

「心配事があると眠れない」 「ストレスで夜中に目が覚める」

こうした経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

では、なぜ心の不調が睡眠を妨げるのか? そのメカニズムを知ることで、対策も見えてきます。

心と体は繋がっている

「病は気から」という言葉がありますが、 これは決して迷信ではありません。

私たちの心の状態は、 確実に体に影響を与えています。

不安やストレス、悲しみ、怒り。 こうした感情は、目に見えないものですが、 体の中では具体的な変化を引き起こしているのです。

特に睡眠は、心の状態の影響を受けやすい機能の一つ。

心が穏やかであれば、自然と深い眠りに入れます。 しかし心が乱れていると、体もそれに反応し、 「眠れない」という形でサインを出すのです。

ストレスが睡眠を妨げるメカニズム

ストレスを感じると、私たちの体には何が起こるのでしょうか?

1. コルチゾールの分泌

ストレスを感じると、 体は「コルチゾール」というホルモンを分泌します。

これは別名「ストレスホルモン」とも呼ばれ、 危機的状況に対応するために、 体を覚醒状態に保つ働きがあります。

本来、コルチゾールは朝に多く分泌され、 夜になると減少していくのが正常なリズムです。

しかし慢性的なストレスを抱えていると、 夜になってもコルチゾールの分泌が続き、 体が「まだ寝てはいけない」と判断してしまうのです。

2. 交感神経の優位状態

ストレスや不安を感じている時、 私たちの体は「戦うか逃げるか」という 緊張モードになっています。

これは交感神経が優位になっている状態。

心拍数は上がり、呼吸は浅くなり、 筋肉は緊張し、脳は覚醒しています。

このモードでは、とても眠りにつくことはできません。

良質な睡眠のためには、 副交感神経(リラックスモード)への切り替えが必要なのです。

3. 脳の過活動

心配事や不安があると、 脳は常にそのことを考え続けようとします。

「どうしよう」 「大丈夫だろうか」 「あの時こうすればよかった」

こうした思考は、脳を活発に働かせます。

本来、睡眠は脳を休めるための時間。 しかし考え事が止まらない状態では、 脳は休むことができず、 結果として眠りの質が低下してしまうのです。

心の不調が睡眠に与える影響

心の状態が睡眠に与える影響は、 想像以上に大きなものです。

不安と睡眠

不安が強いと、「入眠困難」になりやすくなります。

「明日のプレゼン大丈夫かな」 「あの人は怒っていないだろうか」 「この先どうなるんだろう」

こうした不安が頭の中をぐるぐる回り、 なかなか寝付けなくなります。

また、不安は呼吸を浅くします。 浅い呼吸では体に十分な酸素が行き渡らず、 リラックスすることができません。

ストレスと睡眠

日中に受けたストレスは、 夜になっても体に残り続けます。

仕事のプレッシャー、 人間関係の悩み、 時間に追われる焦り。

こうしたストレスは、 筋肉を緊張させ、 自律神経を乱し、 睡眠の質を低下させます。

特に、ストレスを溜め込みやすい方、 感情を表に出さず我慢してしまう方は、 睡眠への影響が大きくなります。

怒りや悲しみと睡眠

怒りや悲しみなどの強い感情も、 睡眠を妨げる原因になります。

怒りは交感神経を強く刺激し、 体を興奮状態にします。

悲しみは心を重くし、 気力を奪い、 睡眠のリズムを乱します。

「泣きたいのに泣けない」 「怒りをどこにもぶつけられない」

こうした抑圧された感情は、 体の中に留まり続け、 不眠という形で現れることがあるのです。

考えすぎと睡眠

真面目な方、責任感の強い方ほど、 「考えすぎ」の傾向があります。

「もっとこうすべきだった」 「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」

こうした思考が止まらないと、 脳は休むことができません。

考えることは悪いことではありませんが、 「考える時間」と「休む時間」の メリハリをつけることが大切です。

心が休まらないと体も休まらない

ここまでお読みいただいて、 お気づきになったでしょうか?

心が休まっていないと、 体も休むことができないのです。

逆に言えば、 心を整えることができれば、 体も自然とリラックスし、 質の良い睡眠が得られるようになります。

心を整えるために大切なこと

では、どうすれば心を整えることができるのでしょうか?

1. 感情を認める

まず大切なのは、 自分の感情を認めてあげること。

「不安を感じている」 「ストレスが溜まっている」 「悲しい気持ちがある」

こうした感情を、 「仕方ない」「弱い」と否定せず、 「そうだよね」と認めてあげましょう。

感情は、抑え込もうとすればするほど 強くなってしまうものです。

2. 頭の中を外に出す

考えすぎてしまう時は、 頭の中にあることを外に出してみましょう。

紙に書き出す、 信頼できる人に話す、 声に出して言ってみる。

外に出すことで、 思考が整理され、 心が少し軽くなります。

3. 完璧を手放す

「ちゃんとしなきゃ」 「完璧にやらなきゃ」

そんな思いが強すぎると、 心は常に緊張状態になります。

「まあ、いいか」 「これくらいで十分」

そんな風に、少し肩の力を抜いてみませんか?

4. 「今」に意識を向ける

過去の後悔や未来の不安は、 今この瞬間には存在しません。

深呼吸をして、 今、ここにある感覚に意識を向けてみましょう。

足が床に触れている感覚、 空気が肺に入ってくる感覚、 体の温かさ。

「今」に意識を向けることで、 心は少しずつ落ち着いていきます。

心のケアは睡眠のケア

心と体は、切り離すことができません。

心が疲れていれば、体も疲れます。 心が不安定であれば、睡眠も不安定になります。

逆に、心が穏やかであれば、 体もリラックスし、 自然と質の良い眠りが訪れます。

不眠を改善するためには、 睡眠そのものだけでなく、 心のケアも同じくらい大切なのです。

あなたの心、休めていますか?

忙しい毎日の中で、 私たちはつい、心のケアを後回しにしてしまいがちです。

「これくらい大丈夫」 「みんな頑張っているから」

そうやって、自分の心の声を無視していませんか?

眠れないというサインは、 「もう少し、自分を大切にしてあげて」 という体からのメッセージかもしれません。

明日は

明日は、 「体の不調が教えてくれる眠れないワケ」 についてお伝えします。

冷えや肩こり、胃腸の不調など、 体のサインから不眠の原因を読み解いていきます。

どうぞお楽しみに🌙


心と体、両方を大切にすることが、 本当の意味での健康への道です。

一緒に、ぐっすり眠れる心を取り戻していきましょう🌿

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